INFORMATION

ユニフェイスからのお知らせ、事例のご紹介など


生産実績 Raspberry Piにより、一元管理が可能になった。
  • 2021年12月3日
  • 生産実績
Raspberry Piにより、一元管理が可能になった。
活用事例

Raspberry Piにより、一元管理が可能になった。

  • 生産実績

Raspberry Piにより、一元管理が可能になった。

製造現場で「異なるメーカーの成型機が複数あり、収集データの一元管理が難しい」というお困りごとはありませんか。
この記事では、「Raspberry Piを使ってどのようにデータを収集し、一元管理を可能にするか」、そんな活用事例をご紹介します。

ご要望・課題

  • 成型機メーカーが複数あり、専用アプリがないメーカーもあり、収集データの一元管理が難しい。

解決事例

それぞれの成型機メーカーと協議を行い、データ取得可能項目、収集方法を確認しました。
そして、各メーカーと秘密保持契約を締結した後、Raspberry Piで構築することにしました。

製品名

耐久性に不安はあるものの、以下のメリットの方が上回っているとのお客様のご判断のもと、Raspberry Piで構築することを決めました。

- Raspberry Piのメリット -
・安価である。
・壊れてもすぐに交換できる。
・収集サーバーより、Raspberry Piへアクセスする際に、LANが繋がらなくても他Raspberry Piへ影響を与えない形で構築できる。

- 具体的なRaspberry Piの構築方法 -
成型機1台に対し、Raspberry Pi 1台の構成とし、各メーカーの収集モジュールをRaspberry Piに構築いたしました。
そして、収集サーバーより、Raspberry Piの収集モジュールへコマンド(取得項目)でアクセスする事により、データが取得可能、構成をシンプルにしました。
その上で、収集サーバーで一元管理し、お客様で構築したMESシステムと連携いたしました。

活用イメージ

今回ご紹介した事例では、下記のような構成でデータの収集、一元管理、お客様で構築したMESシステムと連携しました。
収集データの一元管理が可能になることで、業務効率化や円滑なコミュニケーションを実現することができます。

製品名

今回はRaspberry Piを使った複数の成型機メーカーの情報収集、収集データの一元管理の活用事例をご紹介しました。今回は成型機のケースでしたが、プレス機や他設備メーカーも構築が可能です。

IoTやDXを取り入れようと思うと、コスト面で厳しいとお考えの企業様は多いのではないでしょうか。しかし、今回の事例のように、実はRaspberry Piの構築などをすることでスモールスタートすることも可能です。Raspberry Piならもともと教育用コンピューターとして開発されたため、1台数千円で新型モデルを購入することが可能です。

もっと業務をスムーズにしたい、IoTやDXを取り入れたいとお考えの企業様はぜひ一度ご相談ください!

今回はEthernetに接続できる比較的新しい成形機でしたが、クランプセンサなどを利用すれば、古い成形機からもデータ収集が可能です。クランプセンサについては、別の活用事例にてご紹介いたします。